ぶっちゃけ神速中国語講座ブログ

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Month: November 2021

中国の歴史が好きな人必見!三国志を使って中国語をゼロから学ぶ! 「三国志で楽しく学ぶ中国語 初級編」を完全レビュー!!」

歴史好きに朗報!!歴史で中国語を学習できる話題の教材、早速使ってみました!! 運営者はゲームのみならず、大学院でも中国史を専攻するほど、中国の歴史が大好きです。 中国語を学び始めた当初は、 歴史で中国語を学べる教材があれば面白いのかな? ・・・と思いながら中国語教材を探したこともあります。でも実際にはなかなか見つからない・・・・ しかし今年に入ってから、満を持してついに出ましたね・・・ それが今回紹介する『三国志で楽しく学ぶ中国語 初級編』です!! 歴史好きとしてはこれを見て黙っているはずがない!! というわけで、早速購入・使ってみました。 今回は、このとても個性的な中国語教材を、筆者が実際に使ってみた感想や、良かった点、気づいた点など詳しくまとめてみました。 目次 三国志の歴史(赤壁まで)を学びながら、中国語を基礎から学ぶことができる 文章中の例文が三国志の登場人物なので、楽しく勉強できる QRコードから渡邊 義浩教授の解説講義を見ることができる よかった点・気になった点 三国志の歴史(赤壁まで)を学びながら、中国語を基礎から学ぶことができる このテキストの一番の特徴、それは言うまでもなく全ての内容が三国志と関連していることです。 このテキストは、カバーをご覧の通り横山光輝(よこやま みつてる)氏の漫画『三国志』をベースとしており、大きく分けて以下の3つのパートで構成されています。 ①赤壁前史 ②発音 ③文法 ①赤壁前史では三国志の大まかなあらすじや各戦いの簡単な紹介など、主に三国志に関する知識と解説です。 ②発音パートでは中国語を学習するうえで重要な発音を一から解説しています。 ③文法パートでは超基本な文法から、少し応用的なものまで、一通りの文法は網羅されています。 (『三国志で学ぶ中国語 初級編』P4-5、目次より引用) 上図のように、このテキストは1課から12課で構成されています。 1課が赤壁前史、2課・3課が発音、そして4課以降が文法の学習といった内容です。 4課以降から具体的に文法の学習になるのですが、各課のタイトルが戦いの名前になっていたり、三国志のストーリー中の印象的な出来事であったりと、とても個性的です。 例えば、第5課「長坂の戦い」や第9課「十万本の矢」の話など、タイトルがとっても引き付けられますよね。 また、随所三国志に関するコラムなども挟まれているので、それを読むだけでも三国志ファンの人なら大満足間違いなしです。   次に、このテキストの中国語参考書としてのレベルですが、タイトルの通り完全な初心者向けです。 中国語の歴史・成り立ちから、母音・子音・ピンイン・四声・声調など、中国語をゼロから勉強し始める学習者にとっても、十分な内容と言えるでしょう。 中国語学習初心者にとって最もハードルが高いのは発音で、学習者のほとんどがここで挫折してしまうのですが、こちらのテキストでは、以下のような大きな図説によってシンプルでわかりやすい解説してくれるので、とても理解しやすくなっています。 (『三国志で学ぶ中国語 初級編』P24、中国語の発音より引用) ※音声に関してですが、一つ注意点があります。こちらの本には、お手本の音声のCDやダウンロードデータなどは付属していません。 その代わりに、各項目のページの右上にQRコードがあり、そちらから音声を確認することができます。 QRコードを携帯で読み取るとYouTubeのページに飛び、実際の発音を確認することができます。 ↓↓↓こちらがYouTubeの実際のページです↓↓↓ (※QRコードからではなく、Youtube上から普通に検索してもこちらのページは出ませんのでご注意を。) 運営者も実際に聞いてみましたが、中国人の男女が役になりきってセリフや単語を読んでいて、とても面白かったです。一つ一つをはっきり、 丁寧に発音してくれるので、とても聞き取りやすかったのもよかったです。 また、各章のQRコードはそれぞれ独立しており、CDのように1章から最終章まで聞き流すようなことはできないようです。 文章中の例文が三国志の登場人物(劉備、関羽、張飛etc….)なので、楽しく勉強できる このテキストでは、文中に出てくる例文や単語なども全てが三国志に出てくる用語で構成されています。 具体的な例を少し見てみましょう。 例:「A是B」(AはBです) 一般的な参考書 三国志で楽しく学ぶ中国語 Wǒ shì rìběn rén […]