ぶっちゃけ神速中国語講座ブログ

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Day: January 1, 2021

留学生活・年末年始と春節の思い出と、2021年への抱負!!

さあ、いよいよ新たな年の幕開けです。 2020年は誰にとっても激動の1年だったことでしょう。かくいう私も、4年間の留学生活に区切りがつき、大学院生から再び社会人へと復帰した年。現在は久しぶりに日本へ帰国し、静かな年越しを過ごそうとしています。 思い出してみれば、中国留学としていた4年間、大晦日というものをあまり「祝日」として過ごした記憶はありません。 それなら、中国ではどんな風に年の瀬を過ごしていくのでしょうか?今回は、留学生活の一部の振り返りと、2021年に向けての抱負を徒然なるままにお話ししていこうと思います。 目次 中国の年末年始は、忙しすぎてお祝いムードではない! でも、学生は1か月前からこっそりと帰省の準備を進めていたりする。 なら、春節の中国では何をする? 2021年への抱負 中国の年末年始は、忙しすぎてお祝いムードではない! ご存知の通り、中国で最も大きな祝日は春節です。中国では今でも旧暦に沿って祝日を過ごすため、西洋由来のカレンダーである現在の新暦の祝日は、重視されているものとそうでないものがあります。   中国人にとっては、年越しというイベントは春節こそ本番で、大晦日はそれほど大きなイベントではありません。   ではこの時期、特に中国の大学生・院生及び留学生は何をしているのかというと・・・・   『期末の課題・テスト』     これがあったから、年越し気分なんてなかったんだよなあ・・・・(T_T)   中国の大学は10月スタート~7月ゴールの2学期制、うち1月中旬~2月末、7月初旬から中旬~8月末というのはそれぞれ冬休みと夏休みになり、当然学期末はテストが行われたり、各教科でレポート・課題が出題されます。   往々にして11月半ばになれば学生から「先生、この授業の期末の課題は何ですか?」という質問があちこちで繰り返されることになります。   必須科目が多い学部生の授業はまだしも、受講生も必要単位も少なくなっていく院生になれば、先生も授業中に細かく指示を出さずに期末レポートの大きなテーマだけを伝えて、後は期日に送れるなよとだけ言って終わりです。   ですが、担当教員によっては規定の授業コマ数が終わるギリギリまでレポートの締め切りを伝えることなく、最終日に突然「数日で仕上げてね」という場合、さらには最終日をレポート提出日とし、以降の提出を受け付けないという先生も。   そういう締め切りのゴタゴタが続くのが、だいたいクリスマス明けから1月7~8日くらいの2週間。   普通ほとんどの院生はM1(院一回生)のうちに必要単位の8割を取り終えて、後は修論や発表論文に専念します。その場合、テーマ報告や指導教員への中間報告があるのもこの時期です。   そんな時期なので、多くの学生にとっては日本のように「年越しそばを食べながらテレビ見て笑って・・・」なんて気分ではないのです(T_T)   ※しかし社会人となれば、企業によっては元旦休日を取り入れている企業もあり、大晦日は早く仕事を切り上げて晩餐会というのも珍しくはないようですね。   でも、学生は1か月前からこっそりと帰省の準備を進めていたりする。 テスト・課題さえ終わってしまえば、後は学生の自由になるのがほとんど。今や遅しと帰省のタイミングを伺っている学生も多いようですね。そういえば、同じ大学にいた日本人学生の先輩が日本語学科の教師のアルバイトをしていた時、次に紹介するようなエピソードがあったとか。   その人が担当した教科でも、11月末になればそろそろ学生も期末テストの準備を始めます。と同時に、帰省するために購入する列車の切符の値段に関心が集まりだします。   外や食堂で「見て見て、今日○○行きの切符が1000元を超えちゃって、もう特等席(寝台付きの一番高い席)しか残ってないんだよ。日にちを変えなきゃ、面倒だなあ・・・」なんて愚痴っている女子学生の声もチラホラ。   そんな時期に、その先輩は複数の学生からこんなことを打診されたんだとか。   「先生、元々テストは1月4日でしたよね?最後の授業とテストの日にちを一週間早めてもらってもいいですか?」   ん、どうしたの?と思ったその理由を聞くと、   もう帰省するための列車のチケットを買ってしまったんです!   帰省は中国人にとってはビッグイベント。しかし授業の時間を学生の自己都合で操作されるのはちょっといただけない。その先輩も、「おいおい、それいいのかよ?」と思ったそうですが、あまり学生としょうもないことで揉めるのも憚られ、その場では学生の提案を聞き入れたらしいです。   私が当時所属していたゼミでも、クリスマスくらいに先生から呼び出されて指導を受けた後に「先生、そろそろ帰省しないと」という話がチラホラ。 […]