ぶっちゃけ神速中国語講座ブログ

中国のエキスパートである著者が厳選した中国語学習に役立つ情報や現地広州から生の情報をお届け。語学を活用して皆様の資格取得や年収アップをお手伝いします。

Year: 2021

シリーズ・神速中国語文法講座 4.名詞述語文、数字と時間、数量詞

このシリーズでは、もう一度中国語文法をおさらいしたい人のために、25のシリーズに分けて、中国語文法の要点をまとめていきたいと思います。 第4回は「名詞述語文、数字と時間、数量詞」です。 目次 1から10まで 两 liǎng と 二 èr 10以上の数字 数の問い方 年と日付、時間の数え方 年齢の言い方、聞き方 名詞述語文 練習問題 1から10まで 一から十までの数え方です。 一,二,三,四,五,六,七,八,九,十 yī,èr,sān,sì,wǔ,liù,qī,bā,jiǔ,shí 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10 两 liǎng と 二 èr 2には中国語で二 èr と两 liǎng があります。それぞれの使い分けを簡単にまとめると・・・ ①数字を読む時は 二 èr ②数量を言うときは 两 liǎng  ・二 èrを使う時 ・整数、少数、分数、年号などはすべて「二 èr 」を使います。 二 èr 訳:2 二点三 èr diǎn sān 訳:2.3 三分之二 sān fēn zhī èr 訳:1/3 二零二一年 […]

シリーズ・神速中国語文法講座 3.疑問代名詞と離合詞

このシリーズでは、もう一度中国語文法をおさらいしたい人のために、25のシリーズに分けて、中国語文法の要点をまとめていきたいと思います。 第3回は「疑問代名詞と離合詞」です。 目次 疑問代名詞 離合詞 練習問題 疑問代名詞 疑問詞を使った疑問文です。語順を変更する必要はありません。 什么 shén me 何 你吃什么? nǐ chī shén me? 訳:何を食べますか。 谁 shuí/shéi 誰 谁是中国人? shuí/shéi shì zhōng guó rén ? 訳:誰が中国人ですか。 哪儿 nǎr どこ 你去哪儿了? nǐ qù nǎr le? ? 訳:どこに行きましたか。 什么时候 shén me shí hou いつ 你什么时候去中国? nǐ shén me shí hou qù zhōng guó ? […]

シリーズ・神速中国語文法講座 2.動詞述語文、有 yǒu の使い方

このシリーズでは、もう一度中国語文法をおさらいしたい人のために、25のシリーズに分けて、中国語文法の要点をまとめていきたいと思います。 第2回は「動詞述語文、有 yǒu の使い方」です。 目次 動詞述語文 有 yǒu の使い方 練習問題 動詞述語文 是 shì を使った文型はS+V(是 shì )+Oですが、これは動詞述語文の基本パターンでもあります。動詞述語文とは、述部に動詞がある文のことです。目的語Oがない場合もあります。★動詞述語文の公式★ ★動詞述語文の基本構造★ S+V+O 代表的な動詞 我喝啤酒。 wǒ hē pí jiǔ. 訳:私はビールを飲む。 他去北京。 tā qù běi jīng. 訳:彼は北京に行く。 否定の場合は是 shì の時と同じで、動詞の前に不 bù を置き、過去の否定では没 méi を置きます。 我不喝啤酒。 wǒ bù hē pí jiǔ. 訳:私はビールを飲みません。 他没去北京。 tā méi qù běi jīng. 訳:彼は北京に行きませんでした。 是 shì の時と同じ要領で、文末に吗?ma […]

シリーズ・神速中国語文法講座 1.代名詞と名詞、是 shì を使う文

このシリーズでは、もう一度中国語文法をおさらいしたい人のために、25のシリーズに分けて、中国語文法の要点をまとめていきたいと思います。 第1回は「代名詞と名詞、是 shì を使う文」です。 目次 人称代名詞(私、あなた) 指示代名詞(こそあど言葉) 是 shì(~です、is) 練習問題 人称代名詞(私、あなた) 人称代名詞は以下の通りです。 第一人称                     単数     我 wǒ  私(男女を問わない) 複数     我们 wǒ men 私たち 複数     咱们 zán men 私たち 第二人称                     単数     你 nǐ   あなた(男女を問わない) 単数     您 nín   あなた(敬称) 複数     你们 nǐ men  みなさん・あなたたち (您 nín の複数形もこれになる) 第三人称                     単数   […]

一点 yì diǎn,一些 yì xiē のトリセツ

これだけでOK、一点 yì diǎn,一些 yì xiēの使い方 今回は、迷いがちな数量詞 一点 yì diǎn,一些 yì xiē の使い方について整理しました。 目次 それぞれの基本的な使い方 使い方を比較してみた! 困った時はどう判断する? それぞれの基本的な使い方 まずは、基本的な使い方をおさらいしてみましょう! ① 一点(儿) yì diǎnr は不定の数量に対する「少し」を表します。 主に肯定文・疑問文で使用し、形容詞の後ろにつきます。 辣椒多一点儿吧。 là jiāo duō yì diǎnr ba. 訳:唐辛子を少し多めにね。 你对我好一点。 nǐ duì wǒ hǎo yì diǎn. 訳:私をもっと大事にして。 你比以前瘦点儿了。 nǐ bǐ yǐ qián shòu diǎnr le. 訳:君は以前よりも少し瘦せたね。 ※肯定文・疑問文の場合に限り、一 yì は省略可能です。 辣椒少一点儿吗? là jiāo shǎo yì […]

中国語の万能動詞+コロケーション、使える動詞ランキングベスト10(≧▽≦)もいよいよ決定!!

本日決定!!使える動詞ランキングベスト10!! 今回は、中国語ではちょっと区別が困難な動詞とそのコロケーション、及び使える動詞ランキングベスト10を発表します! 目次 Do の意味を持つ中国語の『万能動詞』+α コロケーションと動作対象(≒目的語)で使い分けをマスターする! 使える動詞ランキングベスト10!! Do の意味を持つ中国語の『万能動詞』+α 中国語においてマルチな意味を持つ動詞とは、例えば 做 zuò/干 gàn/弄 nòng/搞 gǎo 等に代表される、様々な意味として使えることができる、若しくは他の具体的な動作を意味するに代わって使用可能な動詞のことです。 英語で言えば全てDoと置き換えることが可能という共通点がある上記の特徴を持った動詞を、『万能動詞』と呼ぶ場合があります。 ※(便宜上本稿でもそのように呼称することとしましょう。) 『万能動詞』については様々な説があり見解が定まっていないようです。それに必ずしもDoと英訳されずとも広い意味で使用される単語は『万能動詞』以外にも複数存在します。 コロケーションと動作対象(≒目的語)で使い分けをマスターする! では、上記動詞の群れを効率よく使い分けるコツとしては、コロケーションと動作対象(≒目的語)を見極めることによって、ある程度決まったパターンを覚えてしまうことです。英語に自然な動詞と名詞の組み合わせ(コロケーション)があるように、中国語にも同様の原理を用いることが可能です。 ここでは『万能動詞』+αの使い分けを、公式に変換してマスターしてしまいましょう!! 調べたい『万能動詞』を選ぼう!! 做  zuò 干  gàn 弄  nòng 搞  gǎo 打  dǎ 办  bàn 来  lái 去  qù 作  zuò 当  dāng 上  shàng 下  xià  在  zài  起  qǐ  开  kāi 关  guān […]

『空間認識』と『秩序の概念』 これが理解できれば方向補語も完璧にマスターできる!

最難関の方向補語をマスターできるカギは、俯瞰視点 今回お話するのは、中国語にとって大事な『空間認識』と『秩序の概念』です。 目次 日本語と中国語の相違点 空間認識・・・観客視点の主観と客観 秩序の概念・・・主語→目標の『方向』『順番』の決定 日本語と中国語の相違点 まず、中国語を理解する上で最も大事な、言語表現の根底に存在する『主語→受け手の秩序(上下関係)』について説明します。   中国語学習者が理解に苦しむ難点の一つとして、中国語には日本語では曖昧にしか存在しない『話題の対象を位置付ける空間認識』が明確に存在することです。   日本語の場合、『事柄の順番』や『話題の状態(アスペクト=態)』を述べる際に、主語もしくは話者の主観によって【『敬語表現』や『話題を支配している暗黙の了解(いわゆる“空気”)』】をツールとして目の前の受け手を想定した表現がされます。   分かりやすく説明すると、日本語の敬語表現は『相手が絶対に上の立場である』という前提の下で、話題の主語に従って相手を持ち上げることを重視する尊敬語か、自分がへりくだることを重視する謙譲語か、という決定がされます。   日本人の話し方が丁寧だ、と俗に言われる言語的な背景としては、この敬語表現に代表される『自分を相手よりも下に位置付ける』という固定化された礼儀の思想が存在するのです。   中国語がこれと異なるのは、話題を決定づける際に必ず『主語→受け手の秩序(上下関係)』が存在することです。 これはどういうことかというと、まず話題の方向性や事柄の順番を決定する際に置かれる視点に、日本語の場合は主語=(or≒)話者という前提が存在します。ところが、中国語の場合は主語≠(or=)話者と置き換えられます。   話題の方向性・事柄の順番を決定する視点 日本語の場合 主語=(or≒)話者 中国語の場合 主語≠(or=)話者 先程話したように、日本語には敬語表現に代表される主観的な視野が言語系統の根底に存在します。   中国人やアメリカ人が外国語として日本語を学ぶ際に「が」「に」「の」などの格助詞の使い分けに悩むという話が頻繫に耳にされます。逆に日本人が英語のin, at, on 等の場所の前置詞の使い分けに悩むという話もよく話題にあがるでしょう。これは、母語における空間認識と話者の目線の相違点に起因する理解の欠如から起こるものです。   つまり、日本語母語話者である日本人からすると、英語習熟度が低い状態でin, at, on の区別を述べても「どれも『主語=自分から見たら』~の中(上)だろ?何が違うんだ?」という主観的視野を前提とした日本語の視点でしか判断ができません。   逆に、日本語の格助詞の使い分けを決定する要素はあくまでも次に続く述語の性質であり、主語が何であるかということには注目しません。   今から学校へ行く。 今から学校に行く。 「へ」「に」はどちらも主語の行動の方向性を示す格助詞です。上記2文はどちらも同じ意味で用いられ、区別はありません。   「に」には他にも状態の変化の結果(例:明日は休みになった。)・動作を行う場所(壁にポスターを貼る。)といったことを表す際にも用いられますが、上記「へ」「に」のように説明する対象が共通する場合は全く同じ用法で用いられます。   これは名詞+格助詞+その他の語句(名詞・動詞・形容詞等)という関係が主語=(or≒)話者であるという主観的視野によって決定されるという、日本語の特徴によって引き起こされるものです。   この主観的視野に基づく判断というものが日本語では汎用的に用いられます。しかし中国語の場合は、主語→受け手の方向性は必ずしも主語=(or≒)話者の主観的視野によって決定するとは限らず、話者が主語・受け手及びその話題の方向性を俯瞰した立場から判断するという方法が用いられるのです。   これが上述した主語≠(or=)話者という図式に当てはめられます。   そして、中国語において話題の方向性を決定するのに用いられるのが『方位詞』となります。運営者が中国語が『秩序の言語である』と結論づける根拠として、中国語は方位詞をベースとした空間認識によって話題の方向性を絶対的なものとし、思考の前提となる枠組みを形成しているからです。   以下は、その根拠と事例について説明します。   空間認識・・・観客視点の主観と客観 方位詞とは、上下左右、前後といった方向を指し示す語のことを言います。 […]

神速中国語式・読書のススメ”(-“”-)” 語学学習の注意点とマインドマップを使った読書術

今回は勉強法から少し視点を変えて、語学学習をする際の注意点と読書テクニックについてお話ししましょう。 目次 中国語「だけ」を勉強してはいけない!! マインドマップを使って知識を整理する 中国語「だけ」を勉強してはいけない! 運営者は留学生時代から、中国の日本語専攻の友人から「私は/俺は日本語しか勉強していないから、ほかの分野について全く知らないんだよ(笑)」というフレーズを頻繁に聞きました。   確かに外国語を習得するのは簡単なことではありませんが、残念ながら『外国語を自由自在に話すことができる人材に限って言えば、実際は就職・転職市場に星の数ほどいる』のです。そして上記のセリフを言う人間に限って、実際の語学力も非常に怪しく、いざ日本人と出会っても積極的に日本語で話しかけさえしないという負の連鎖。もちろん、そんな人が日本語教師になったとしても、その学生がどのレベルまで日本語を習得できるかなんて、もはやお察し(中国の日本語教育の現状については、また後の機会にお話しします!(^^)!)。   ただ外国語だけを勉強していては、時間と労力を無駄にしてしまう可能性が高いのです。   運営者が以前留学に悩んでいた時に、既に定年退職されたとある日本人男性から、次のようなお話を伺ったことがあります。 語学はあくまでも手段です。他にも何か別のスキルがないと、そう簡単には仕事は見つからないと思います。   まさに仰る通り。私も留学期間中から現在まで、様々な形で日本語や英語を熱心に学んでいる中国人の方々とお会いしてきましたが、語学専門の職業は競争倍率も高く、なおかつその割に待遇も期待しているほどよいものでもないという現実。そして、かなり多くの人はその現実を知るや否や、語学学習を諦めてしまうのです・・・。   外国語とは本来、自分とは違う世界に住んでいる人とスムーズに交流するために勉強するもの、もちろん仕事という現実的なファクターによって勉強を半ば強いられている方もいらっしゃるかもしれません。ですが、仕事に生かそうと思うのなら、学校から与えられた教科書だけに熱中した結果、却って就職が困難になった・・・なんて目も当てられない結果になってしまったら、せっかく勉強に費やした時間と労力が勿体ないとは思いませんか?   ネットやテレビでは、毎日のように環境問題、社会問題、健康・医療、政治、文化・芸術、芸能・アニメ、IT、科学・・・といった様々な分野のニュースが溢れかえっています。   これらのニュースに関心を持っていただきたいですが、いきなり中国語で見ようとしてもハードルが高すぎてすぐに挫折してしまう可能性が高いでしょう。   それよりも、中国語をより自然な形で身に着けるには、まず「母語で培った知識・教養・経験を基礎として中国語で発展させていく」ことが重要です。   中国語には・・・   兴趣是最好的老师 xìng qù shì zuì hǎo de lǎo shī 訳:興味は最高の先生 ・・・という言葉があります。   具体的に言えば、自分にとって興味を感じる分野から中国語の単語を覚えて、ニュースやネットの短めの記事を読んだりしながら人と話すことで、普通にテキストだけに頼った勉強をするよりも遥かに効率の良い勉強ができます。   その結果、「あれはどう言うの?」「これは何と話せばいいのかな?」と、知らない単語や上手に表現できなかったことがたくさん出てくることに気づくでしょう。   あなたが好きで学ぼうとした分野であれば、やればやるほどどんどん興味が湧いてくること間違いありません。   好きなことをきっかけにどんどん中国語に応用させてみましょう!!   マインドマップを使って知識を整理する さて、いよいよ本題です。   最初から好きなものや明確な目的があって中国語学習にたどり着いた人は、当然相乗効果で語学も背景知識もより速いサイクルで習得することができることでしょう。しかし、そうでない場合は、まず何から手を付けたらよいのかもわからない状態だと思います。そこで、そんな自分でも夢中になれるテーマを探す方法の一つとして、神速中国語講座では基本の基本に立ち返って読書をすることをオススメします。   勿論、だからといって「ネットやテレビは情報の信憑性がアテにならないから見てはいけません(#^ω^)」なんて時代遅れなことは言いませんのでご安心を。   より正確に言うと、ネットやテレビ、SNS等で得たバラバラな状態の知識を体系化する作業として、読書(先達がまとめた知識を通じて自分のものとする)が存在するのです。   神速中国語講座では、以前単語の暗記方法の際に、マインドマップを紹介しました。   […]

効率のいい中国語勉強法!(^^)! 毎日少しずつ身に付く(≧▽≦) 300字からの高サイクル作文、日記

今回は、神速中国語勉強法3、アウトプットの象徴となるの作文、日記の書き方について学習しましょう。 神速中国語勉強法ではたった3つの法則を守るだけで、圧倒する。あっという間に地に足のついた中国語作文力を身に付けることが可能です。 目次 300字からスタート、いきなり長文を書こうとせず、毎日続けることを意識して!! 同じ単語・文法・成語を1つの文章内で2度以上繰り返し使わない。 学習パートナーを決めて、完成した作文や日記は次の日に必ずパートナーと添削し合う。 300字からスタート、いきなり長文を書こうとせず、毎日続けることを意識して!! まずは大原則。 本サイトを閲覧されている意識の高い方々には釈迦に説法とは思いますが、まずは絶対にいきなり長文を書こうとはしないでください!!   身の丈以上のことをしても、学習効率はアップしませんし、特に語学は一足飛びに成長できるものではありません。   本サイトは神速・・・を提唱していますが、基礎を無視した勉強法は神速や効率とは程遠い・・・横着です!! では具体的に、どれくらいの字数を目安にすればいいのか・・・最初は思い切って300字までハードルを下げてください。 そして、短くていいから毎日やってください。毎日です!! 300という字数は、私が留学していた中国・河南大学の日本語学科の学部生、それも1~2回生の日本語作文の期末テストの自由作文の字数制限、そして私が留学初年度に通学していた語学研修班の作文課(写作课 xiě zuò kè シェズォクー)の期末テストの自由作文の字数制限と同等の字数です。   私事ですが、留学初年度の語学研修で、運営者はA~E班まである中で、運よく最高ランクのE班に入ることができました。各班は、日頃の授業内容からテスト内容までそれぞれ異なります。   つまり、私が今お話ししているのはE班の期末テストの話です。   同クラスには、留学前には既にHSK6級を取得している優秀な同級生もいましたが、そんな彼らでも300字書くのは一苦労だったようです。   私の話はさておき、皆さんも中学生の英語の期末テストを思い出してください。 1学期の最初のテストから「1000字以上の内容で論じなさい」なんて問題は出ませんでしたよね?   普通、中学校の期末テストで必要とされる英作文の字数はせいぜい2~300字程度。 これは、1時間やそこらで外国語で作文をする能力は、最初の時点ではこのくらいが限界という根拠があってのことなんですね。   運営者が中国語学習に専念していた時期は、午前中は授業、午後からは友人とご飯に行ったり街に出て買い物に行ったり、予習復習等をこなすとあっという間に時刻は夜9時。   残った2時間程度で最後の作文、日記を書いていました。作文はその日の振り返りの意味も兼ねているため、朝一番ではなく可能な限り夜の僅かな時間で終わる量に調節しましょう。   この時間で正確なロジックを維持した上で新出単語・文法を盛り込むとなると、頻繁に辞書を引くことになるため、意外と時間が余りません。   中国語は大半の単語が漢字2文字で構成されます。そのうち、我や你等の人称代名詞、是や对等の基本的な動詞・形容詞を100字入れたとしても、150-100=50字の新出単語を入れる余地があります。   これを1ヵ月継続すれば、   50×30=1500字数750単語!! 750単語の習得が可能となります!!   さらに単語帳等で覚えた単語をプラスすると、1500単語以上は確実に接触することになります。   300字という字数の根拠にはもう1つ、音読の回でも説明したように、自分を飽きさせないという工夫があります。   繰り返しますが、脳が集中力を保つ限界はせいぜい1時間半程度。上述の通り、300字作文を真剣に行えば、1時間~1時間半の所要時間となります。   語学は普通、暗記やリスニングといった他のメニューと毎日同時進行で学習するため、1つのタスクに長時間割り振るのは非効率です。   まして作文はその日の総仕上げ、冗長なものは厳禁。寧ろ比較的短時間でも終わる内容に絞ることで、要約力も身に付きます。 […]

効率の良い中国語勉強法!(^^)! 3段階でマスターする、決定版中国語音読メソッド!!

中国語版シャドウイング、リプロダクション、アドバンス!! 今回は中国語音読の効率よい方法について説明します。発音とスピーキングを上達させる音読は、闇雲にやらずに、3段階に分けて行いましょう!!(≧▽≦) 目次 シャドウイング1(遅いスピードで後追い復唱) シャドウイング2(普通のスピードで後追い復唱) リプロダクション(短く区切って復唱する) アドバンス. 自作の日記・作文でシャドウイング→リプロダクションをやる。 シャドウイング1(遅いスピードで後追い復唱) 音読で必要なのは、テキストと本文の音声データです。今回は音読のトレーニングに専念するため、ノートや単語帳は不要です。 準備ができたら、具体的に3段階のディティールについて見ていきましょう。       シャドウイング(Shadowing)とは後について読むということです。以下のように、聞いたことをそのまま繰り返し言ってみる勉強法です。   音声:今天我去超市买东西,我很累・・・・。 自分:(少し後から)今天我去超市买东西,我很累。   上記のようにまず音声を聞き、その少し後から、自分が続けて言います。その際、再生は止めないでそのまま続けていきます。   第1段階では、遅いスピードで後追い復唱します。   ここでのポイントは、暗記にこだわらず理解に集中することです。   当然ですが、余程の天才でない限り、その単元で初めて目にした新出単語・文法はメモライジング(暗記)しただけでは、すぐさま実践のスピーキングで使うことはできません。 ランニングだって、これまで全然運動してこなかった人がいきなり全速力で走ると、足首を捻挫しますよね? なので、いきなり大怪我しないために、まずは脳内に植え込んだ知識を実践するための準備運動として、敢えて『遅いスピード』で後追い復唱します。   ※特に初心者の場合、最初から普通のスピードで音読することはいたずらに自信を失うだけなので厳禁です※   遅いスピードで読む場合、新出単語・文法・発音・スピーキングの4つを習熟させるために、まずは短く区切りながら最後まで読む、というプロセスを最低5回は繰り返してください。   単語の暗記方法でも説明したように、人間の脳は覚えたばかりのことでもたった1時間で半分以上は忘れてしまいます。特にまだ中国語学習を始めて間もない頃は、脳が中国語そのものに慣れていないために、脳が中国語を「必要な情報である」と認識するまでに時間がかかります。   そのため、短時間の自学自習で2、3回ダラダラと音読しただけでは定着率を高めることはできません。   よって、5回という回数には、普通より多くこなして忘れにくくするという意味があります。   上記のプロセスが終わったら、今度は文章を区切らずに通しで10回読んでください。     10回だって・・・多くないか??(´・ω・)   と思われた方!!   高校の英語の授業を思い出してみましょう。授業では新しい単元に入った時、必ず1回か2回は先生の後に続いて本文を音読すると思います。ですが、その前に先生は必ず予習・復習のテーマ或いは宿題として   『家で3回は新しいページの文章を音読してきてください』   といったことを学生に課していたはずです。   上記の条件を真面目にこなしていれば、1単元毎の音読回数は     […]